住宅は、世代を超えて引き継がれていくことも多いものです。老化・介護といった事だけでは無く、子供との同居、孫の誕生というシーンが巡ってくることもあります。
このことを考えると、単に高齢者が住みやすい、家庭内事故を事前に防ぐといった事だけでは無く、「誰もが使いやすい」といったキーワードで住宅を考えておく必要があります。ただ高齢者になってからも住みやすい家は、誰にとっても使いやすい家の場合が多いと言われています。その観点からのヒントをこのページで説明させていただきます。
バリアフリーとは、高齢者、障がい者、幼児などが生活するうえで支障となるもの(バリア)を取り除く(フリー)ことを指します。ユニバーサルデザインとは、最初から誰もが使いやすいデザインのことを指します。新築時には、ユニバーサルデザインを考えることが必要ですが、リフォームの場合は、今後想定される生活の変化や現在、不便に感じているところをを解消していくという形でバリアフリー住宅を目指すことになります。例えば、移動する空間にはできる限り段差を無くすといった事です。高齢になれば、自分の感覚と身体の状況が不一致となり、ほんの数ミリの段差でも躓き、転倒の原因となります。また小さい子供達や妊婦さんにとっても段差が無いと言うことは優しい住宅となります。
バリアフリー住宅の8つのヒント
1.トイレ―介護を想定した広さ・寝室のそばに配置・手すり設置
2.洗面―高さに注意・車いす等での利用
3.リビング・ダイニング―だれもが集まれる工夫・床暖房
4.廊下―車椅子の通行ができる幅・手すり設置
5.玄関―スロープ・ベンチや椅子の設置・蹴上げの高さ
6.キッチン―高さ調節・IH
7.浴室―介護を想定した広さ・すべりにくい床・手すり設置・ヒートショック
8.階段―手すり設置・足下の灯り・すべり止め
詳しくは、ご相談下さい。